DC7日目。DCの観光も半分終わったんだなあ。
今日はアメリカ歴史博物館に行ってからバスケットボールを観賞というコースだった。


アメリカ歴史博物館は、アメリカ人ってやっぱり科学と自国の歴史と大統領が本当に好きなんだねえ、って展示内容だった。
WW2のあたりの展示もあったのだけど、日本が宣戦布告したのはアメリカの経済制裁が直接原因ってとこまでは説明されてなく、単に勢力拡大のため真珠湾を奇襲したみたいな内容だった。まあこれは仕方ない。
ナチスドイツを倒すのに兵力でベルリンを打ち負かすしかなかったという前段の下、「沖縄を占領したが、日本は降服しなかった」「九州を攻める案もあったが、ルーズベルトには別のプランがあった」「残酷な武器を使うことを通告したが、それでも日本は降服を受け入れなかった」みたいな展開で説明されると「ならずもの国家には核を使うしかないよなあ」と思わせてしまう説得力があるなあ。
ただそれでも核による死者の数と、被害の映像も流すところがアメリカらしい(さすがにガレキや骸骨だけで生身の被害者は映していなかったけど)。
この博物館で感動した展示は、国歌の元となったStar Spangled Bannerの実物。本物が残っているなんて知らなかった。しかもかなり大きい。保存のため暗い部屋に展示されているのだけど、そこに国歌の歌詞が一緒に掲示されていたり、映像展示がまたいいんだ。国旗が一緒に写っている歴史上のイベントの写真がスライドショー形式で流れているだけなんだけど、そこに「Star Spangled Bannerはいつでも喜び・悲しみ・嘆願といったアメリカ国民の意思の発露とともにある」みたいな文言があるんだ。映像を見ているだけでアメリカ国民でもないのに、そこにいる人々の想いが伝わってくる気がして涙が流れそうになる。


バスケはローカルチームであるWashington Wizardsとどこかアウェイのチーム戦で、一番高い所なので安めの席である30ドルのチケットを購入した。それでも試合は十分に見れる大きさ。俯瞰するほうが全体の選手の動きが見えていいんじゃないかと思う。インターネットで調べてみたらこのチケット、たしか30+6.5ドルくらいだったので、窓口で買う場合は手数料がかからなかったってことなのかなあ。
試合はホームとアウェイで点数を入れたときとかのアナウンスや観客のテンションがまったく違った。でもまあスポーツの試合ってこんなもんなのかもしれない。
タイムアウト中にもいろいろと観客を飽きさせない工夫があるのが、プロスポーツなところなんかな。でも女の子のダンサーはいらないので、その分チケットを安くして欲しい。まあおそらく残りの人生であと2回くらいしか観ないと思うけど。
マスコットのじじいが気に入ったので、ちょっとオフィシャルアイテムを探してみようかな。


夕食に中南米方面っぽい料理を食す。米と黒豆とコーンとトマトサラダとチキンをサルサソース、サワークリームで和えて食べる感じ。香り付けにちょっぴりパクチーが入っていた。これは普通に美味しかった。アメリカの食事も十分美味しく感じるので、世界的に味感も味付けもどんどん均一化しているのかもしれんなあ。