「魔道士の掟」第一部5冊読了。これはいいファンタジー


世界支配を目論む悪の魔道士を止めるため、真実の剣を持ち、探求者となって何人も超えられないと言われる「境」を超えて旅することを決意する主人公。
聴罪師のヒロインや大魔道士の老人、武器に長けた境の番人などを仲間にし、各地で呪術師や土着の民などの助けを得て探求を続ける。


まさに王道ファンタジーという感じで、世界もしっかり構築されており完成度も高い。特に3巻、泥の民を説得して助けを得るあたりがとてもよかった。王女の遊び相手の少女が主人公となる場面も、違和感なく世界を補間している感じがある。
ただ一点難を挙げるなら、ちょっと虐待風景が無駄に多い気がするのが。


あとちょっと前に5.5冊返却してた。

魔道士の掟〈1〉探求者の誓い―「真実の剣」シリーズ第1部 (ハヤカワ文庫FT)
魔道士の掟〈1〉探求者の誓い―「真実の剣」シリーズ第1部 (ハヤカワ文庫FT)