「他人と暮らす若者たち」読了。


現代シェアハウス事情の本。興味がある分野であるので、参考にする。
いろいろ
・シェアメイトは掃除のレベルなど、同じような生活感覚を持っている人を選ぶのが良い。相手にどこまで関与したがるか、というのも重要。
・シェアメイトが病気になったときなどは「家族の気遣い」「他人への気遣い」の中間くらいである「共同生活者としての気遣い」がある


既存の住宅をシェアするときの問題点
・リビングやキッチンが狭い。キッチンは主婦が一人で料理をすることを想定して造られている。
・各部屋の収納が充実していない。それぞれの個室で夏服・冬服を収納することが困難
・靴箱が小さい
・日本の住居は親子のように立場や役割が違う少人数で使うことを前提にしているが、同じような立場で同じように住居を使うシェアハウスではトイレやシャワーが複数あると便利
・エアコンが設置できない部屋がある
・他の部屋を通らないとベランダに洗濯物が干せない
・脱衣所を通らないとトイレに行けない
・脱衣所に扉がない
・防音が不十分


掃除などについて
・「気がついた人が掃除する」程度など、意外とルールは無くてもなんとかなるケースが多い。ルールやペナルティを決めて管理するより、問題が起きたときにその都度話しあうのがよい
・毎月第一日曜を大掃除の日として、原則として全員参加で掃除をすることで、コミュニケーションを維持する
・お互いに不干渉に生活するより、コミュニケーションを持ったほうがトラブルが発生しにくい
・共同炊事は困難。時間が合わないことが多いため。米や牛乳、卵などの共同購入程度のみ。


他人と暮らす若者たち (集英社新書)
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