下町ロケット」読了。


町工場のオヤジがロケットを打ち上げる作品だと思っていたが、大分違った。
どちらかというと小企業の社長がロケットの夢を追うか、それとも日常の糧を求めるか、という話だった。
その中で難癖に近い特許訴訟で倒産の危機に陥ったり、自前の特許を売るのか、使用許諾にするのか、といった経営の葛藤があったり、ロケット噴射実験失敗の原因調査とか、いろいろと発生するトラブルを解決していくのが、最後まで緊張感があってよかった。


下町ロケット
下町ロケット