「スターシップ-反乱」読了。


英雄的だがバカげた命令を無視する宇宙軍士官が老朽艦の第二副長に左遷される。そこの搭乗員たちは辺境の地で退屈なパトロールをする毎日に飽き、麻薬を常習しているものが多数というひどい状態だった。そこで規律を建て直していくという話。
マスコミをうまく利用するシーンは上手いが、そのためしっぺがえしがあったりと。


第二副長という中間管理職的な立場という設定がなかなか面白い。24時間稼動している宇宙船においては正確には中間管理職ではなく、1日のうちの1/3、当直している時間帯の最高責任者となっている。緊急時とかには艦長に指揮権を渡す、という感じなのかな。
ストーリーも比較的分かりやすくてなかなか。こういう建て直し軍隊モノは結構好きだなあ。彷徨える艦隊が好きすぎるせいかもしれないが。


あと本日の返却は6.5冊。

スターシップ―反乱 (ハヤカワ文庫SF)
スターシップ―反乱 (ハヤカワ文庫SF)