仕事で12時帰り。


「時間線を遡って」読了。
時間旅行が可能になった時代において、時間旅行インストラクターが過去でミスしてタイムパラドクスを引き起こしてしまう、という話。歴史モノにありがちな過去の風景ひけらかしがこの作品でもあって、ここはビザンチン時代だった。


キリストの処刑みたいな有名スポットには人が集まりすぎてしまい、それ自体が過去を変えてしまう問題についてなどはあまりしっかりした説明が無かった。タイムパラドクスの発生や解決についても甘いかな。でも1969年の作品なので仕方が無い。
人々のドラマ部分はなかなか面白かったです。未来における恋愛観念みたいなのとかね。このあたりは1969年の作品とは思えないくらいしっかりな感じ。


時間線を遡って (創元SF文庫)
時間線を遡って (創元SF文庫)