まんだらけ風雲録」読了。
・(稀少本に百万円という値段をつけるやり方について)オークションだと日本中で一人くらいなら二百万で買う人がいるかも知れないが、後が続かない。二冊目が出た時二百万で売れるかろいうと絶対売れない。その時は大幅に値を下げなければならない。そうすると前に二百万で買った人の立場はどうなるのか、店の信用はどうなるかという問題が生じて来る。
・Bはいろんな紙上で巧妙にまんだらけの悪口を書いてても、(私は)それまで全部無視していた。そうしたものは私が裁く事ではなく、天が裁くものと考えていた。
・忍耐というのはイヤな事、気の向かない事を無理にがまんしてやるのとは違う。真の忍耐は、チャンスが来るまでじっと待つ事、出番が回って来るまで力を貯めておく事だ。