「救出ミッション、始動! 海軍士官クリス・ロングナイフ」読了。


今回は前作で同僚だったトムが何者かにさらわれたのを救出しに行く。しかしその惑星が封鎖されて脱出できないことになり、という話。


一言で言えば水戸黄門的な話だった。まあ敵があからさまに敵対しているし、主人公の正体も分かっているんだけど、王女が問題を解決するために地道な調査をするというところが水戸黄門的雰囲気を感じる。


敵か味方かよくわからないハンクの正体が気になるなあ。いつも身近に居るトムと、肝心なときに優雅に現れて手を差し伸べてくれるハンクという、主人公に二人のヒーローがいるところは、ラノベのハーレム状態みたいな感じで面白い。ラノベみたいにいちゃいちゃすることが目的になっていないのもいい。


救出ミッション、始動! (ハヤカワ文庫SF)
救出ミッション、始動! (ハヤカワ文庫SF)