「〈蒼橋〉義勇軍、出撃! (銀河乞食軍団 黎明篇1)」読了。シリーズ読み中。

蒼橋という星系は主星系筋の紅天が輸出入を独占しているが、その不平等条約に反発して独立気運が巻き起こってきている。そこで紅天は宇宙軍を投入して制圧にあたろうとするが、連邦政府も平和維持軍を差し向けて紛争を未然に防ごうとしている。という話。


これは面白い。最初は「播磨屋」とか「成田屋」、「車曳き」「旗士」などの江戸用語満載なのが少し違和感があったけど、これはこれで慣れる。職人が独立しようと兵力に対して知恵と技術を見せ付けるという展開が熱くて好み。とはいえ内容はしっかりとしたSFだし。
ただ主人公は蒼橋視点なので、紅天が悪者的に描かれているのが残念だなあ。有能なのが救い。


〈蒼橋〉義勇軍、出撃! (銀河乞食軍団 黎明篇1) (ハヤカワ文庫JA)
〈蒼橋〉義勇軍、出撃! (銀河乞食軍団 黎明篇1) (ハヤカワ文庫JA)