「タフの方舟1」読了。


洋物SFは10冊読んで面白いのはそのうち2冊くらい。
なんかキャラが一杯出てきて、よく分からん展開になって、話についていけなくなって読むのを止める、ということが多いのだけど、これは面白かった。


主人公が商人なので、とても丁寧な口調で話をするのが、良いキャラ付けになっている。最初の話でキャラが6人出てくるのだけど、すぐに3対3に主人公陣営とそれ以外というように敵味方が明確に分かれるので、話は理解しやすい。話の内容自体は大きい宇宙船内に恐ろしいクリーチャーが解き放たれる、というのはB級映画っぽくてイマイチなんだけれどもね。
続編もぜひ読もう。


そういえば、この中で「無重力で生活しているため、足が手と同じくらい器用に使える」という人が出てきた。人は、手を使うことで脳が発達して知能を獲得したという説がある。足を手と同じくらい使うことで、もっと高度な脳の処理能力を得ることができるかもしれない。


タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF
タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF


他に読んだのは…つまらなかった。面白くないSFを読んでいると、なんか締め切り間際でなんとか話を書き上げました、的な雰囲気を感じてしまう。