「竜の卵」読了。
前読んだときは、竜の卵の文明描写をつまらなく感じたもんだけれど、今回はそれが非常に楽しんで読めた。たぶん前回は、コンタクトのあたりに興味があったんだと思う。そのあたりは意外とあっさりな小説なので、前回は読み流したんだろうなあ。


それにしても、超高速で進歩する文明と、ゆっくり進歩する文明ではどちらが幸せなんだろうか、と考える。高速で進歩する方が宇宙において有利な地位を占めることが出来るはずだ。でも衰退も早かったり、あるいは「幼年期の終わり」のオーバーロードのように進化の行き止まりに到達してしまうかもしれない。
人も幼い頃から才能を発揮する人も居れば、別になんともなく、でもゆっくりとした幸せな時を過ごす人も居る。
特にオチは無い。

竜の卵 (ハヤカワ文庫 SF 468)
竜の卵 (ハヤカワ文庫 SF 468)