比例代表選出の小沢系の衆院議員16人が会派離脱届を出したというニュースについて。
民主党の支持率が下がっている状況では、このまま次の選挙が来ても比例代表で再選できる可能性は低く、それなら小沢氏に忠誠を誓って便宜を図ってもらえる方に賭ける、というのはミクロな視点から見れば、有効な手に見える。
なんだか極めてゲーム的な手だなあ、と思った。


でも今回のニュースで党や該当議員個人、そして政治への国民支持が下がる影響があると思うので、マクロな視点から見ると悪手に近いんじゃないかなあ。そこまで政治家に留まりたいもんなのかねぇ。好意的に解釈すると「なりふりかまわなくても、政治家としてやり遂げたいことがある」ということだろうが、はたして。


通信技術がここまで発達した現代、今後は直接民主制の方にシフトしていってもいいかのではないか、と考えている。TPPみたいな議論が大いにある話題については、国民投票すべきだと思うしね。
ただ有権者一人一人が、あらゆる法案に賛成・反対を検討・表明するのは現実的ではない。そこで投票についての判断を委任する人を一人決めることができることにする。すべての投票は委任された人の投票に加重される。もちろん自分が気にしている法案については、自分で賛成・反対を投票することができる。
こうして人から委任されるような人を、代議士と呼ぶんじゃないかな。