デブサミ2009の感想

デブサミ2009の感想など。

= 不確実時代のアーキテクチャを予言する

題材が不明瞭なので特筆なし。
ただ第二接面という考えを知った。
たとえばテニスラケットを考えると、テニスを始めた頃は手とラケットの接面が気になるけど、
熟達するに従いボールをスイートスポットで捉えるかというように、
ラケットとボールの接面が気になっていくとのこと。
これって更に進めると、自分と対戦相手の心理状態など接面が無限諧調に変わってくるな。

あと黒地に白字のパワーポイント資料がいいなあと思った。
私が使うのは白地ばかりなので、次は試してみよう。


= 未来へつながる言語〜ある言語おたくの視点から

やっぱり話がうまくて、とっても楽しんで聴くことができた。
いくつかメモを。
・世界初のプログラミング言語FORTRAN(1954)ではなくてPlankalkul(1948)。
 仕様が複雑すぎて実装系ができたのが1998年というのも素敵。
 (なんか講演の中では2001年と話されていたような?)
・同じ会社で医療の点数計算システムをオープンソースCOBOLで作っているらしい。
・簡潔は力なり(ポール・グレアム)というエッセイを読もうと思った。
・goal seeking や back track を備えている言語があるらしい。気になる。
・論理型言語、関数型言語(の様相)がメジャーになりつつあるらしい。
 知らないので勉強しないと。
・アイデアは昔からあるけど、昔は各種制約があり実装できなかったものが、
 リファインされてメジャーになる(GCVM、例外)
・調べる:Erlang、StandardML、OCamlHaskell
 というかまず LISP を知るべきか

あとAsk the speaker でテスト容易性のためのプログラム言語における支援について訊いてみたところ、
・言語ではなく、デバッガや処理系で対応するしかないのでは
アノテーションDbCという要素はどうか
とのことでした。


= テクノロジーは世界をインターフェイスする
なんか雰囲気がとっても良かった。あと声が素敵でした。風鈴。
あと私の大好きなみらい館で時間の展覧があったとのことで、それはぜひ観たかったなあ。
2003年のやつかな。

近年は道具について「考える・つくる・つかう」が分断化されてしまっている。
考えるとつくるは都市国家によって分断され、つくるとつかうは工業化で分断された。
とのこと。


今週末は月曜もお休みになったので、みらい館に行こう。
と思ったら、日曜までの展示もあるみたいなので、日曜に行こう。